ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年3月 > 神戸三宮雲井通5丁目地区再開発ビルにかかる管理者予定者(店舗共有床マスターリース業務含む)が決定しました
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記者資料提供(2025年3月25日)
雲井通5丁目再開発株式会社
雲井通5丁目再開発株式会社では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業を進めております。
2023年7月に再開発ビルの新築工事に着手し、2027年12月の竣工に向けて、工事を進めているところです。 このたび、本事業により整備する施設建築物全体のビル管理運営業務並びに店舗共有床のマスターリース業務を一体として担う「管理者予定者」を選定するにあたり、学識経験者等で構成される選定委員会を設置、審査が行われました。その選定結果を受け、次のように管理者予定者を決定いたしました。
2024年11月に管理者予定者の募集を開始し、管理者予定者業務、店舗共有床マスターリース業務、エリアマネジメントの取組み等の提案を求めました。応募があった2者からの提案について、選定委員会では、資力信用力を確認の上、プレゼンテーション及び同事業者に対するヒアリングが実施され、厳正な審議の結果、管理者予定者の候補者が選定されました。
事業者名 株式会社東急コミュニティー(代表取締役社長 木村昌平)
所在地 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号
選定委員会は、応募者2者の提案内容について、管理者予定者の業務、店舗共有床のマスターリース業務、グループ各社の連携、にぎわいの創出など関する提案などを総合的に審査・評価した。応募者2者は、いずれの業務に関する豊富な経験と実績を有しており、提案内容も独創的・意欲的であったが、選定された応募者の提案内容の特色と評価は以下のとおりである。
① 管理者予定者の業務等について
・管理者予定者の役割と責務を十分に理解したうえで、ビルマネジメント業務及び店舗共有床のマスターリース業務並びにエリアマネジメント業務を管理者予定者として一社でトータルマネジメントし完結する体制が提案されており、両業務の一体的な取組みによる運営効果が期待できる。
・管理者として正式に決定するまでの期間、地権者情報連絡会などの様々な機会を通じて、自らが主体的な立場でその役割を果たすとともに、ビルのグランドオープンに向けた課題への対策が具体的かつ総合的に検討されていることは評価される。加えて、区分所有者の負担軽減につながる組合組織のスリム化の提案もなされている。
・コスト面においては、概算管理費や開業前プロパティマネジメント業務費において低廉な価格提案が示され、また、3Ⅾ映像を活用したマーターポートの導入などによるコスト縮減の取り組みも期待できる。
② 店舗共有床マスターリースについて
・共有床賃料報酬額(パススルー型)において地権者にとって魅力ある提案となっており、共有床の権利者に対する協議方法、スケジュールの考え方など具体的かつ真摯な取り組み姿勢は評価される。ただ、賃料固定型における最低賃料保証額や収益分配における手数料については、今後の具体的な店舗計画を進めるなかでの改善を求めたい。
③ その他
・にぎわい創出のための取組みとなるエリアマネジメントや共用部分の活用策の提案においては、推進体制、演出方法、運営・活動内容、活動スケジュールなどが具体的に示され、かつこれらについて自らが先導的役割を果たす取り組み姿勢は評価される。
委員長 安田 丑作 神戸大学名誉教授(都市計画)
委員 大島 憲明 都市問題経営研究所(再開発)
委員 土田 正顕 日本不動産研究所 神戸支所長(不動産)
(1)通常の管理業務(清掃・警備・設備・工事)の管理運営方針案の作成
(2)企画提案の管理業務の管理運営方針案の作成(屋上庭園及び10階スカイロビー等の共用部分の演出と運営、施設内外の活性化事業(三宮Eastエリアマネジメント協議会への参画)の提案と実施等)
(3)上記の管理運営方針案に基づく管理仕様案の作成
(4)管理組合及び各管理組合部会の管理費の提案
(5)管理規約案、細則に対する助言
(6)店舗共有床のプロパティ・マネジメント準備等業務(業務の実施方針の作成、テナントの業種と配置の提案、共有床共有者との賃貸借契約案の提案等)
雲井通5丁目再開発株式会社(公募事務局)
TEL:078-891-3650
E-MAIL:contact@kumoi-redevelopment.jp