ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年7月 > 外来生物展示センターに「昆虫室」が遂にオープン!~身近な虫たちの知られざる世界へようこそ!オープニングイベント開催~
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記者資料提供(2025年7月22日)
自然環境課
神戸市では、豊かな生物多様性の脅威となる、外来生物問題の普及啓発に特化した日本で唯一の公的施設として2022年8月に外来生物展示センターをオープンしました。この度、外来生物展示センターに「昆虫室」を新たにオープンします!
当センターでは、オオクチバス(ブラックバス)やアメリカザリガニ、オオサンショウウオ(交雑種)など約30種、600匹以上の外来生物を飼育し、飼育が禁止されている特定外来生物などを間近で見ることができます。
今回、2024年6月に本市と包括連携協定を締結したアース製薬株式会社(以下、アース製薬)の全面協力のもと、クビアカツヤカミキリやセアカゴケグモなどの外来昆虫、また、体長7cmにもなるマダガスカルゴキブリや、近年被害が急増しているトコジラミ(南京虫)などの衛生昆虫の生体・標本を展示する「昆虫室」が誕生します。
昆虫室には、生体・標本に加え、身の回りに潜むこれらの昆虫などを探しながら学べる、体験型展示も設置します。
昆虫室のオープンを記念し、アース製薬と連携した特別なオープニングイベントを開催します。この夏、ぜひ外来生物展示センターで、驚きと発見に満ちた虫たちの新世界を体験してください。
(1)日時: | 2025年8月24日(日曜日) 第一部 11時00分~13時00分 第二部 14時00分~16時00分 |
(2)料金: | 無料 |
(3)募集人数: | 各部90名(先着順 事前申し込みが必要) |
外来生物展示センター
(神戸市長田区苅藻島町3年12月28日 苅藻島クリーンセンター内)
(1)アース製薬研究員による特別セミナー「身近な害虫の知られざる生態と対策」 トコジラミやゴキブリなど、日常生活で遭遇する衛生昆虫の驚くべき生態や、最新の予防・駆除方法について、分かりやすく講義します。普段は聞けないプロの裏話も満載です。 |
(2)「昆虫室」お披露目&解説付き特別見学会 展示の目玉となる多様なゴキブリや、外来昆虫、衛生昆虫の生体や標本について、また、身の回りに潜む昆虫を探す体験型施設においても、アース製薬研究員等が特別解説を行います。ここでしか聞けない貴重な解説で、昆虫の奥深さに迫ります。 |
(3)展示ホール&生物飼育棟「外来生物問題について学ぶ見学ツアー」 既説の展示ホールや生物飼育棟の見学ツアーも開催します。専門スタッフの解説ツアーに参加し、外来生物問題について考えてみましょう。日本在来の生物を脅かす特定外来生物(オオクチバス、アメリカザリガニなど)について、専門スタッフの解説付きで見学。生物多様性保全の重要性を肌で感じる機会です。 |
2025年8月8日(金曜日)00時00分 ~ 8月22日(金曜日)12時00分
申し込みフォーム(外来生物展示センターHP)
※8月8日(金曜日)以降に申し込み可能。
①ゴキブリたちの多様性 家屋に発生するクロゴキブリはもちろん、森林に生息し土壌分解の役割を担う日本在来のサツマゴキブリ、さらにマダガスカル島原産で体長が7cmにもなる森林性昆虫「マダガスカルゴキブリ」など、ゴキブリの常識を覆す多種多様なゴキブリの生体を展示します。 |
② 外来昆虫の脅威 有毒で噛まれる被害が危惧される「セアカゴケグモ」の生体や、生態系に甚大な影響を及ぼす「ヒアリ」の標本、サクラ等への被害が問題となっている「クビアカツヤカミキリ」の標本などを展示。外来生物問題の深刻さと、私たちにできる対策を啓発します。 |
③ 衛生昆虫の真実 近年、海外旅行者の増加等により被害が急増している「トコジラミ(南京虫)」や「マダニ」などの標本を展示。これらの衛生昆虫が引き起こす健康被害と、身を守るための実践的な対処方法を学ぶことができます。 |
④ 体験型展示「探してみよう!むしむしハンティング」 皆さんの身近な家屋の中や家のまわりに潜む外来昆虫や衛生昆虫などを探しながら学ぶ、参加型の体験展示を設置します。 |
(昆虫室のパース図)
(血を吸うトコジラミ(南京虫))
(体験型展示のイメージ図)