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記者資料提供(2025年4月18日)
環境局脱炭素推進課、港湾局空港調整課
2025年4月18日より国際チャーター便の運航を開始する神戸空港では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)の利用が、その有力な手段の1つであると考えています。
そのため、本市は「廃食用油回収促進に係る持続可能な社会の構築に向けた連携協定」を関係事業者と締結し、2024年10月からSAF原料である廃食用油を家庭から回収する取組を開始しています。
そのような中、コスモ石油マーケティングとスターラックス航空が基本合意書を締結し、今後、神戸空港においてSAFを使用することを発表しましたので、お知らせします。
今後も、市民の皆様のご協力を得ながら、航空分野の脱炭素化を進め、選ばれる空港となる取組を進めるとともに、資源循環型社会の実現を目指した取組を進めていきます。
※詳細は、各社資料をご参照ください。
コスモ石油マーケティング(https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/press.html)
スターラックス航空(https://www.starlux-airlines.com/ja-JP)
※https://www.city.kobe.lg.jp/a73498/978110322444.html
本市は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2024年6月、日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、NPO法人Blue Earth Project、関西エアポート神戸株式会社と、持続可能な航空燃料であるSAFの原料となる廃食用油回収の取組を拡大することを目的に連携協定を締結しました。
※https://www.city.kobe.lg.jp/a73498/energy/20240628.html
SAFは、廃食用油や植物・動物油脂、木質バイオマスなどから製造される航空燃料であり、従来の原油から製造される燃料に比べ、温室効果ガスの排出量を最大約80%削減することができます。
世界的には欧米を中心にSAFの製造が始まっているなか、日揮ホールディングス、コスモ石油、レボインターナショナルの3社は、国内初のSAF供給を目指し、2022年11月に国産SAFの製造事業会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立しました。
国内で発生する廃食用油のみを原料とした年産約3万キロリットルの国産SAF供給に向け、2024年12月にはSAF製造設備が完工し、2025年4月から供給が開始されています。なお、当該事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より採択を受けた助成事業です。
※https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html
SAF製造装置
(提供:合同会社SAFFIRE SKY ENERGY)