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記者資料提供(2025年1月31日)
大学・教育連携推進課
(一社)大学都市神戸産官学プラットフォームでは、大学の多様な研究を市民の皆さまに身近に感じていただくため、プラットフォーム参画大学に所属する若手研究者によるプレゼンテーションや交流を通じた対話型トークセッション「KOBEアカデミックトーク」を実施しています。
6回目は、甲南大学知能情報学部の木原 眞紀さんと奥村 真善美さんをお迎えし、木原さんからは、「私たちの秘密を守る最先端技術『秘密計算』とその応用」、奥村さんからは、「身近な現象と数学をつなぐ数値シミュレーション技術の世界」をテーマにそれぞれプレゼンいただきます。
また、プレゼン終了後にはファシリテーターを交えてのパネルディスカッションで参加者との交流を図りながら議論を深め、未来社会を創出するためのきっかけを提供します。ぜひご参加ください。
日時
2025年2月25日(火曜)18時30分~20時00分(開場受付18時00分~)
プレゼンテーション・ディスカッション 18時30分~19時30分
交流会 19時30分~20時00分
テーマ
「暗号化技術と数値シミュレーションが変える未来社会」
会場
KOBE Co CREATION CENTER
神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザ9階
対象
企業、事業者、自治体行政関係者、一般市民、学生 など
定員・参加費
30名・無料
主催
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム
プロフィール
千葉県御宿町出身。東京理科大学理工学部情報科学科卒業。その後、同大学院理工学研究科情報科学専攻に進学し、修士課程を修了。1年間の社会人経験を経て、博士課程に進学し、2021年3月に博士(理学)を取得。その後同大学情報科学科の嘱託助教として勤務した後、2024年4月より現職に着任。学部在籍時から一貫して、暗号理論の中でも暗号化したまま計算を行う「秘密計算技術」とその応用に関する研究に従事。
現代の情報社会において、個人情報をはじめとする大切な情報を保護するために暗号技術は欠かせないものとなっています。しかし、従来の方法では、暗号化されたデータを元のデータに戻してから処理する必要があり、認証などの処理過程で、情報漏えいのリスクが生じることがあります。そこで近年注目されているのが、暗号化されたデータを元のデータに戻すことなく、暗号化された状態のままで比較や計算を行うことができる「秘密計算」と呼ばれる技術です。つまり、データを安全に保護した状態で、比較や計算の処理を行うことができるため、情報漏えいのリスクの低減が期待できます。今回のプレゼンでは、この秘密計算技術の利用によって、大切な個人情報を保護しながら、効率的で安全な認証を実現する方法をお話します。
最先端の暗号技術とその実用化に興味のある方は、ぜひご参加ください。
2012年に京都教育大学教育学部に入学。当初は高校の数学教員を目指していましたが、ゼミ活動を通じて研究への情熱が高まりました。2016年に大阪大学大学院情報科学研究科に進学。2021年に修了後、北海道大学電子科学研究所を経て、2023年に甲南大学知能情報学部に着任。専門分野は偏微分方程式の数値計算とその理論解析。
2025年2月19日(水曜)までに以下URLまたはQRコードからお申込みください。
https://shorturl.at/qDGRz
大学の若手研究者ショートプレゼン&交流会~KOBEアカデミックトーク
https://academictalk.my.canva.site/
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム 曽我
TEL:078-954-6921 Email:info@kobeplatform.or.jp