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神戸ファッション美術館特別展「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」の開催

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記者資料提供(2025年3月7日)
経済観光局ファッション産業課

 〈銘仙〉(めいせん)とは、大正から昭和初期に女学生を中心に流行した着物で、経糸と緯糸をズラして織る技法により、色の境界が滲んだような表情が特徴です。「ファッションは時代を映す鏡」といわれるように、銘仙もまたその紋様や着こなしから当時の世相を垣間見ることができます。
 本展では、桐生正子氏(銘仙コレクター・研究家)のコレクション約600点の中から選りすぐりの着物約60点や関連資料などを展示し、レトロモダンな銘仙の魅力をご紹介します。

特別展の概要

(1)会  場   神戸ファッション美術館(東灘区向洋町中2-9-1)
(2)開催期間   2025年4月12日(土曜)~6月15日(日曜)
(3)開館時間   10時00分〜18時00分(入館は17時30分まで)
(4)休 館 日     月曜日、5月7日(水曜) (ただし5月5日(月曜)は開館)
(5)入 館 料     一般1,000(800)円 大学生・神戸市外在住の65歳以上500(400)円
          高校生以下・神戸市内在住の65歳以上は無料
          ※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金
          ※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引
          ※和装の方は団体料金を適用します。
(6)主  催   神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
(7)後  援   サンテレビジョン、ラジオ関西
(8)企画協力   Ponia-pon、Nasu Meisen Lab.
(9)装飾協力   大阪樟蔭女子大学

展示構成

1.Neo Classic…日本の伝統紋様を新解釈した古典プラス柄

 明治時代、日本の伝統柄が西洋文化の影響を受けて、大胆に、カラフルに変化しました。その流れを受けた新しい伝統文様のグループ。新しさもあるけど、目になじんだ文様は多くの女性に好まれました。

2.Girlish…ロマンチックな西洋風の花や蝶や小鳥たち

 西洋文化の洗礼を受けた女学生たちに好まれたロマンチックな柄。西洋の花々、蝶、小鳥、リボン、チェック…。昭和初期には少女雑誌も大ブーム。女学生独自のサブカルチャーも生まれ、高畠華宵など人気画家の影響も受けたようです。

3.Geometric…新しいアートの潮流を汲んだ幾何学模様

 昭和初期、職業婦人として働く女性たちに向けて百貨店は新しいイメージの銘仙をつくるプロジェクトを立ち上げます。そのデザインを担っていたのが当時の前衛アーティストたち。世界的に流行していたロシア・アヴァンギャルドの影響を受けたデザインの着物も数多くつくられました。

4.Kitsch…時代やブームを読み込んだ楽しい意匠

 世相や時代を織り込んでいた銘仙。南方への憧れを椰子の木柄に織り込んだり、太平洋航路の就航を祝ったと思われる柄も。楽しい柄だけでなく、戦争が激化する中でつくられた銘仙柄もあります。

出品内容

 銘仙約60点(うちコーディネート展示約20体)、図案の原画、生地見本、当時のポスターなど

記者内覧会の実施

(1)日  時   2025年4月11日(金曜) 受付13時30分~15時00分(内覧16時00分まで)
(2)会  場   神戸ファッション美術館
(3)対  象   報道関係の方々ほか

関連イベント

1.開催記念トークショー「銘仙に魅せられて」

(1)日  時 : 4月12日(土曜)14時00分~16時00分ごろ
(2)登  壇  者 : 桐生正子氏(銘仙コレクター、研究家)
          通崎睦美氏(木琴奏者、アンティーク着物コレクター)
(3)会  場 : 神戸ファッション美術館4階 第1セミナー室
(4)定  員 : 70人(事前申込制)
(5)参  加  費 : 無料(要当日観覧券)

2.ワークショップ 銘仙でブローチを作ろう

(1)日  時 :4月26日(土曜)10時30分~12時30分
         5月24日(土曜)14時00分~16時00分
(2)会  場 :神戸ファッション美術館1階 展示室改札付近
(3)定  員 :各日先着30人(事前申込不要)
(4)参  加  費 :300円/1点につき(要当日観覧券)
(5)所要時間  :約20分

3.学芸員によるギャラリートーク

(1)日  時 :4月30日(水曜)、5月15日(木曜)、6月5日(木曜)
         各日14時00分~14時30分ごろ
(2)会  場 :神戸ファッション美術館 1階展示室
(3)定  員 :各日20人(当日12時00分から受付で整理券を配布)
(4)参  加  費  :無料(要当日観覧券)

その他

 和装でご来館いただくと、団体料金で鑑賞いただけます。

問い合わせ先

 神戸ファッション美術館
(指定管理者:神戸新聞地域創造・神戸新聞事業社共同事業体)
TEL:078-858-0050  担当:今中
URL:https://www.fashionmuseum.jp/
Eメール:press@fashionmuseum.jp

提供画像

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画像キャプション

①格子に蝶々尽くし文様(単衣)
②市松に孔雀羽文様(単衣)+女袴
③格子にプリムラ文様(単衣)
④白地に赤黒幾何学文様
⑤流水に睡蓮文様(単衣)
⑥フルーツ尽くし文様(単衣)
⑦エリザベス女王戴冠式文様(四つ身)
⑧ロシア・アバンギャルド風文様(部分)

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