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KOBE備長炭の試作品が完成!~活用事業者を募集し、産地見学・引き渡し会を開催します~

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binchoutan

記者資料提供(2024年12月17日)
環境局自然環境課

里山は、かつては炭や薪として利用するために木を切るなど、人の手が入ることで良好な状態が保たれてきましたが、生活様式の変化によって、それらが資源として活用されなくなり、半世紀以上にわたって放置され荒廃が進んでいます。
里山の荒廃を食い止め、持続的に管理するためには、森林整備で伐採した樹木の活用とそれによる経済の循環が重要となります。
里山資源である樹木は、木材のほか木炭や薪などの燃料として利用できることから、神戸市内で一定量の採取が見込めるカシ類を原料にした備長炭に着目しました。
高品質な備長炭を生産し、市内や近隣で消費する地産地消の仕組みを構築することは、原料調達を通じた持続的な森林整備につながるだけではなく、国外からの木炭の輸入割合が増えつつあることから、海外からの移送にかかるCO2排出量を減少させるなどグローバルな環境問題の解決にもつながる取り組みとなります。
この度、神戸市北区の自然共生サイトのカシ類を用いた「KOBE備長炭」が完成しましたので、この試作品を使った調理など、活用に協力いただける事業者の方を公募します。

※自然共生サイト
市民、企業、団体、自治体等によって生物多様性が保全されている区域を環境省が認定する仕組み

1.完成したKOBE備長炭について

  • 原材料:カシ類(アラカシ・シラカシ)
  • 完成重量:約500kg

2.試作品活用の対象事業者・条件

  • 対象事業者(下記ア・イのいずれかに該当する神戸市内又は神戸市近郊の事業者)

ア 今後継続的に神戸市産の備長炭を使いたいと考える事業者

イ 既に備長炭を使用しており、既存の備長炭との比較ができる事業者

  • 条件

下記1~3をすべて満たすこと

  1. 飲食店・その他の施設で、原則として調理に活用いただけること(その他活用方法をお考えの場合、下記の申し込みフォームにご記入ください。)
  2. 市が配布するアンケートに回答いただけること
  3. 原則として、カシ類の産地(北区山田町)の里山見学会及び引き渡し会に参加できること

見学会及び引き渡し会(下記①~④のいずれか。いずれも困難な場合は申込フォームにご記入ください)

①2025年1月14日(火曜)10時(北区現地集合)~11時

②2025年1月14日(火曜)14時(北区現地集合)~15時

③2025年1月17日(金曜)10時(北区現地集合)~11時

④2025年1月17日(金曜)14時(北区現地集合)~15時

3.試作品活用の申し込みなどについて

  • 配布する備長炭について

6kg入り・段ボールを1単位として、原則1事業者に1箱をお渡しします。

※申し込み状況等により、希望者に2箱以上をお渡しできる場合があります。

  • 申し込み方法

下記のサイトから申し込み

https://event.city.kobe.lg.jp/event/pIUydfOOFfSqh86az6lW

  • 申し込み期限 2025年1月6日(月曜)17時まで
※ 申し込み多数の場合、事業所の立地・備長炭の取り扱い経験・試作品活用の目的などを勘案して優先配布先を決定します。

4.問い合わせ先

〒651-0086 神戸市中央区磯上通7-1-5 三宮プラザEAST2階

電話 078-595-6216 FAX 078-595-6254

E-mail: biodiversity@city.kobe.lg.jp

参考:自然共生サイト「神戸の里山林・棚田・ため池」(北区山田町)について

地域の方々や学生、市民団体、大学などと連携し、里山整備、希少な動植物の保全のための環境整備や棚田・畑の再生などに取り組んでいる区域

2023年10月に神戸市の里山等を含む122サイトが第一弾として認定

場所の詳細については、以下の神戸市ホームページに掲載しています。

https://www.city.kobe.lg.jp/a66324/kurashi/recycle/biodiversity/satochi_satoyama.html

<自然共生サイトでの取り組み>

https://www.city.kobe.lg.jp/a66324/kurashi/recycle/biodiversity/satotisatoyamahozen.html