食中毒事件の発生

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記者資料提供(2025年2月13日)
健康局食品衛生課

概要

2025年2月12日(水曜)、グループ代表者及び市内医療機関より、2月9日(日曜)及び10日(月曜)に「辰己寿司」で調理された寿司を喫食し、複数名が食中毒様症状を呈しているとの届出が本市保健所西部衛生監視事務所に寄せられました。

同所の調査の結果、2月9日(日曜)及び10日(月曜)に「辰己寿司」で調理された食事を喫食した3グループ17名のうちの調査のできた13名が、2月10日(月曜)より嘔吐、下痢、腹痛等の症状を呈していることが判明しました。

当該施設で調理された食事以外に共通する食事がないこと、患者便9検体及び無症状の調理従事者便1検体からノロウイルスGⅡが検出されたこと、発症状況が類似しておりノロウイルス食中毒の症例と一致すること並びに患者を診察した医師より食中毒の届出があったことから、神戸市保健所長は当該施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定し、当該施設に対して営業停止(2月13日(木曜)から2月15日(土曜)までの3日間)を命じました。

なお、患者は全員快方に向かっています。

原因施設

業種 飲食店営業

屋号 辰己寿司(タツミズシ)

営業者氏名 辰己 久司(タツミ ヒサジ)

営業所所在地 神戸市長田区六番町8丁目1-3

原因食事

2月9日(日曜)及び10日(月曜)に原因施設で調理された食事

病因物質

ノロウイルスGⅡ

喫食日

2月9日(日曜)及び10日(月曜)

発症日時

2月10日(月曜)0時00分(初発患者)

主症状

嘔吐、下痢、腹痛等

患者の状況

13名(男5名:50~70代、女8名:40~80代)

住所別:市内 計13名(長田区:13名)

主な喫食内容

寿司(マグロ、イカ、鯛、エビ、巻寿司等)

市民の皆様へ

ノロウイルスは感染力が大変強く、全国でたびたび大規模な食中毒の原因となっています。

冬期に流行する感染性胃腸炎の多くがノロウイルスによるものであることが知られており、ノロウイルスはおう吐物やふん便を通じて広がる感染症という面もあるため、次の点に注意しましょう。

  • 帰宅後、トイレ後、調理前、食事前等、適切なタイミングでしっかり手を洗いましょう。
  • 二枚貝は中心部までしっかり加熱しましょう(85~90℃で90秒以上)。
  • 吐物や便の処理をする際は直接触れないようにし、消毒には塩素系漂白剤を使用しましょう。