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2024年の日本の天候

最終更新日:2025年2月14日

ページID:77772

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気象庁は1月6日、2024 年の日本の天候について、取りまとめた結果を公表しました。
今回は、公表された内容のうち、気温に関する内容について解説します。(この記事は、2025年2月12日に掲載しています。)

2024年の国内平均気温は2年連続で最高を更新

2024年は、ほぼ年間を通じて暖かい空気に覆われて気温の高い状態が続いたため、日本の年平均気温は、平年の値(2020年までの30年間の平均)を1.48℃上回り、統計を開始した1898年以降、これまで最も高い値だった2023年の1.29℃を大きく上回り、最も高い値となりました。特に東・西日本と沖縄・奄美で記録的な高温となり、夏(6~8月)から秋(9~11月)にかけて連続して季節平均気温が1位の高温(タイ記録含む)となりました。

2024年の日本の平均気温の特徴として、夏から秋にかけては上空の偏西風が平年より北寄りを流れやすく暖かい空気に覆われやすかったこと、日本付近で高気圧の勢力が強い時期があったことなどから平均気温の高い月が多くなりました。

日本の年平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年あたり1.40℃の割合で上昇しています。特に、2019年から2024年の年平均気温が、過去127年間の年平均気温平年差順位の1位から6位までを占めるなど、1990年代以降、高温となる年が頻出しています。

地域別平均気温も、平年の値との差は関東甲信地方で1.7℃、東海地方で1.6℃、近畿地方で1.4℃、中国地方で1.5℃など、1946年の統計開始以降最高となった地域が多くなりました。

  • 日本の平均気温偏差(年平均)の経年変化(1898~2024年)と順位表(気象庁ホームページより)

経年変化と順位表
 細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差
 太線(青):偏差の5年移動平均
 直線(赤):長期変化傾向
 基準値は1991年~2020年の30年平均値

兵庫県内の気象台や特別地域気象観測所(旧測候所)の年平均気温は、神戸で18.4℃(平年差1.4℃)、豊岡で16.3℃(平年差1.7℃)、姫路で17.0℃(平年差1.4℃)、洲本で17.4℃(平年差1.3℃)を観測し、統計開始からの最高値を更新した他、県内16地点すべてのアメダス観測所の年平均気温も、統計開始からの最高値を更新しました。
また、神戸では、4月、8月、9月、10月に月平均気温の最高値も更新した他、「日平均気温25℃以上」や「夏日」、「真夏日」、「猛暑日」、「日最低気温25℃以上」それぞれの年間日数も最多となるなど、顕著な高温の1年となりました。

  • 平均の気温平年差(℃)図(2024年)(気象庁ホームページより)


平年差図

※平均気温偏差の算出は、都市化による影響が比較的小さく、長期間の観測が行われている地点から、地域的に偏りなく分布するように選定した次の15 地点の気象台等の観測値から求めている。
網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島

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危機管理局防災企画課