セアカゴケグモに注意しましょう
最終更新日:2023年9月14日
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もともとは、オーストラリアを原産地とする毒グモですが、国内では1995年に大阪府ではじめて発見され、現在では臨港部を中心として関東以南を中心に生息が確認されています。神戸市でも全ての区で生息が確認されています。
セアカゴケグモを見つけたら
攻撃性のないおとなしいクモですので過度に恐れる必要はありません。
また、暖かくなると活動をはじめますが、寒いときはじっとしています。
毒をもっていますが、牙が短いため、素手で捕まえようとしたり、うっかり触ってしまわない限り、咬まれることはありません。
発見した場合は、市販の殺虫剤を散布したり、踏み潰すことにより駆除してください。
(薬剤を吹き付けても卵のう内の卵・幼虫は生きているので注意が必要です。)
セアカゴケグモの特徴
- メス 約1cm、オス 約0.3~0.4cm
- 腹部が丸く、裏側に赤い砂時計模様
- 体全体が黒色で、背中に赤い帯状の模様(メス)
- 捕食のための毒をもつ(メス)
- 卵のう(中に100個程度の卵が入ったもの)直径約1~1.5cm、乳白色の球形
メスと卵のう
セアカゴケグモの生息場所
排水溝の側面やフタの裏、屋外のブロックの中、墓石の隙間やくぼみなど
注意事項
- 素手で触らない
セアカゴケグモを発見しても、素手で触ったり捕まえたりしないようにしましょう。
溝などを掃除するときは、軍手を使用するなどして、うっかり咬まれないように注意してください。
屋外に置いているサンダル等を履くとき、洗濯物を取り込むときも、よく確認しましょう。 - 咬まれてしまったら
万が一咬まれてしまったら、咬まれた部位をすぐに水で洗って清潔にして、医療機関の診察を受けましょう。痛みや腫れ・赤くなるなどの症状のほか、まれに全身がだるくなったりすることがあります。
(可能であれば咬んだクモを殺して持参すると、より適切な治療につながります)
その他のゴケグモ
神戸市内では、同じく毒グモであるハイイロゴケグモも発見されています。体色は黒・茶・灰色で背中に模様があり、腹部の裏側にはセアカゴケグモと同様の赤い砂時計模様があります。発見した場合は、セアカゴケグモと同様に対処してください。(写真提供:環境省)
(参考)特定外来生物
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモは、特定外来生物に指定されており、飼育や移動などが禁止されています。
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