最終更新日:2025年4月16日
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神戸のまちの背後には東西30キロにおよぶ広大な六甲山系が広がり、そのさらに奥には帝釈・丹生山系や三田丘陵の山並みがあります。
網目のように登山ルートが存在し、ルートによって雰囲気も大きく異なります。街からすぐのアクセスながら、森林浴から沢登り、ロッククライミングまで様々な楽しみ方ができるのが神戸登山の魅力です。
一方で、六甲山系を中心に山岳救助が毎年100件ほど発生しています。
事前準備をしっかりしていれば避けられた遭難も多くあります。
身近な山と油断せず、事前の準備と必要な装備で山に登りましょう。
神戸での登山を安全・安心に楽しんでいただくためのポイントをお伝えします。
登山予定のルートを事前に確認しておきましょう。
コースタイム、ルートの地形(きつい傾斜の有無など)、休憩場所、トイレの場所、万一の場合に途中でリタイアできる場所などを調べておくと安心です。自身の体力に合った無理のない計画を立てましょう。
登山靴がベストですが、なくても歩き慣れた運動靴を履きましょう。
(登山道では木の枝や石に足を取られたり落ち葉を踏んですべることもあります。)
夏冬問わず、長袖・長ズボン・帽子を着用しましょう。
(山道では笹や枝で切り傷を負ってしまうこともあります。転倒時の大怪我を防ぐ効果もあります。)
登山中に汗で濡れて体が冷えないよう、肌着は化繊の速乾性タイプなどがお勧めです。
以下のものを持っているか確認しましょう。
また、各自の登山計画に合わせて、さらに必要な持ち物を準備しましょう。
□飲み物・携行食
□登山地図・コンパス
□携帯電話/スマートフォン
□モバイルバッテリー
□防寒着・手袋・雨具
□ライト
□救急セット など
登山の安全確保は各自で行うことが原則です。登山中は周囲をよく観察しましょう。
倒木、落枝、落石などは荒天時に起こるとは限らないので、常に「頭上から何かが落ちてくるかもしれない」など、危機意識を持っておきましょう。
また、荒天時や危険を感じた場合は計画を中止したり、引き返すことも大切です。
万が一、行動不能になったときは、居場所を伝えるのに役立つ黄色のプレート「119ばんつうほうプレート」があります。プレートに書かれている番号を通報時にお伝えください。
山中で出会う確率が高い危険な生きものがスズメバチです。
ハチの中でも比較的大きく、攻撃的で猛毒を持っていますが、何もしなければ襲ってくることはありません。(スズメバチが攻撃してくるのは、自分たちの巣を守るためです)手やタオルで払うことはハチを刺激するので絶対にやめましょう。気付かず巣に近づいてしまった場合は、姿勢を低くしてゆっくりとその場を離れましょう。
また、六甲山系では、イノシシ等に遭遇することも珍しくありません。
かれらは本来臆病な動物です。遭遇したら、後ずさりしてゆっくりと離れてください。
(参考)イノシシと出会ったときの対処法
神戸市鳥獣相談ダイヤル等への通報
他にも山中にはマムシやマダニ、ウルシ、カエンダケなどの毒を持つ動物や植物がいますので、十分に注意して登山をしてください。
□ゴミは持ち帰る
□声を掛け合って譲り合い
□道をふさがない
□音量に注意
□周囲の安全と自然への配慮を
山登りは自然に身を置いて素晴らしい時間を過ごすことができます。
でもそれだけではもったいない。街が近いことから、登山前後に山麓の街を楽しむことも神戸登山の魅力のひとつ。
「神戸登山サポート店」には、緊急時のトイレ利用や、登山客を快く受け入れてくれる店舗が登録されています。
銭湯やカフェをはじめ、魅力あふれるお店をぜひ登山とあわせてお楽しみください。