森林整備(県民緑税と森林環境譲与税)
最終更新日:2025年3月31日
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神戸市の森林の現状
- 神戸市内の森林のうち、約3割が国・県・市の所有地で、残りの約7割が私有林です。
- 私有林の多くは森林経営や管理が難しく、管理不足の森林がほとんどです。
- 管理不足の森林は、そのまま放っておくと防災機能も生物多様性も低くなってしまいます。
私有林の整備
神戸市では、管理不足の私有林を対象に県民緑税や森林環境譲与税を活用して森林整備や木材活用等に取り組んでいます。
県民緑税事業
兵庫県では2004年の風水害の被害を踏まえ、森林の防災面での機能強化を早期・確実に進めるため、2006年度より「県民緑税」を導入し、災害に強い森づくりや、環境改善や景観の向上を目的とした都市の緑化に取り組んでいます。
神戸市域では、この「県民緑税」を活用して市街地の緑だけでなく、六甲山等の森林整備にも取り組んでいます。その一例が「都市山防災林整備事業」です。
都市山防災林整備事業
北区有野町唐櫃(2020年度)
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兵庫県「県民緑税」のホームページ
森林環境譲与税事業
温室効果ガス排出削減や災害防止のための安定的な森林整備等を進められるよう、2019年3月に「森林環境税」と「森林環境譲与税」が創設されました。
2024年度から1人当たり1000円が「森林環境税」として徴収され、「森林環境譲与税」として各都道府県、市町村に配分されます。
神戸市では「森林環境譲与税」を活用して、市域全域の森林の継続的な整備、人材育成、木材活用、普及啓発などに取り組んでいます。
森林環境譲与税を活用した森林整備等の取り組み