JR兵庫駅は大輪田泊や平清盛、西国街道など市内でも有数の古い歴史と伝統を持つエリアにあり、駅周辺には史跡や寺社仏閣、兵庫運河などの観光資源が立地しています。また、住商共存の居住エリアとしてJR神戸線の快速が停車する駅であり、通勤通学で利用されている市民も多い兵庫区を代表する駅の1つです。
そこで、兵庫駅北側広場が地域の「顔」となる中心拠点として、老若男女問わず、駅利用者や市民から親しまれる空間となることを目指し、再整備を進めていきます。
兵庫駅の再整備内容については、市民の方々と意見交換をしながら検討を進めています。これまでに市民参加型のワークショップを計3回実施しており、いただきました意見を参考に引き続き再整備内容の検討を進めていきます。
開催したワークショップの概要
兵庫駅北側広場市民ワークショップ~設計者と考える兵庫駅前広場での過ごし方~
ワークショップのご案内 (PDF:599KB)
第1回|使い方を考えよう!【終了しました】
2024年3月20日(水曜・祝)14時から
兵庫区文化センター講習室(兵庫区羽坂通4丁目1-1)
北側駅前広場や兵庫駅前線においてどのような過ごし方をしたいかイメージしていただき、グループに分かれて兵庫駅周辺がよりよくなるための意見をいただきました。
ワークショップの最後には、各グループごとで出た意見の発表を行いました。
第2回|広場の設えを考えよう!【終了しました】
2024年6月22日(土曜)14時から
兵庫区文化センター講習室(兵庫区羽坂通4丁目1-1)
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第1回ワークショップで出たアイデアをもとに設計者が素案を提示。その素案をもとに、広場のデザインについて意見交換しました。
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整備内容の素案の模型をご覧いただき、整備のイメージを膨らませていただきました。
第3回|整備イメージを共有しよう!【終了しました】
2024年10月27日(日曜)14時から
兵庫区文化センター講習室(兵庫区羽坂通4丁目1-1)
第2回ワークショップで出たアイデアをもとに設計者がより具体的なデザイン案を提示。デザイン案に対する意見や、整備後の広場でしてみたいことなどについて意見交換しました。
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駐輪場のリニューアル
広場の大部分を占める自転車駐輪場を地下タワー式駐輪場としてリニューアルします。
地下タワー式駐輪場は簡単な操作かつ短時間で自動的に入出庫することが可能であるため、利用者の利便性が向上します。
また、自転車を収納している地下空間には人が立ち入ることができないため、盗難の恐れがなく利用できます。
ロータリーおよび一般車乗降場の新設
交通安全上の課題を解決するために、駅前の道路を廃止し、新たなロータリーを整備します。
ロータリーにはタクシーの乗降場だけでなく、身障者用の乗降スペース、一般車両の乗降スペースを設け、駅へのアクセス性の向上を図ります。
駅前広場のリニューアル
公共空間の利活用や景観の課題を解決するために、駅前広場をリニューアルします。
駐輪場の地下化や、駅前ロータリーの整備によって生み出された空間を、人のための空間として整備します。
兵庫駅前線のリニューアル
地域のシンボルである兵庫駅前線を、歩きやすく、居心地のよい空間として再編します。
駅前広場と一体となった空間デザインとして、会下山と兵庫駅を結ぶ景観軸の形成を図ります。
Q1|駐輪場の再整備後、原動機付自転車は止められますか?
新たに整備する地下タワー式駐輪場は自転車専用の駐輪場です。
原動機付自転車は、駅前広場内および周辺道路に路上駐輪場を整備しますので、そちらをご利用ください。