ホーム > 文化・スポーツ > 文化施設 > 神戸市立小磯記念美術館 / KOISO MEMORIAL MUSEUM OF ART > 特別陳列「戦後神戸の女性画家二人展 松本奉山・中島節子」、コレクション企画展示「画家たちの眼と小磯良平素描選」「小磯良平作品選Ⅰ」の開催
最終更新日:2025年3月26日
ページID:78369
ここから本文です。
松本奉山・中島節子の作品を特別陳列します。
日本画家・松本奉山(1925-2010)は、今治市に生まれ、1938年に神戸市灘区に転居しました。渡米をきっかけとして作風を大きく変化させ、勢いのある独自の水墨画を制作しました。題材は風景画、植物画、仏画にわたります。
洋画家・中島節子(1924-1979)は、神戸市に生まれ、小磯良平に師事しました。1957年に新制作展新作家賞を受賞し、同展を主な作品発表の場としました。人体を大胆に簡略化、誇張して描き、安井賞候補ともなりました。
両作家は、ほぼ同時代を生き、戦後に活躍の時期を迎えました。その抽象性の高い作風は、戦後美術の潮流と同期しています。神戸にゆかりある女性画家二人の作品をたどり、その進取の気風を感じていただけたらと思います。
松本奉山《ニューヨークの夕暮》 1969年 淡彩 46.6×50.0cm 大本山 摩耶山天上寺蔵
松本奉山《エンパイアステートビルディング》 1970年 淡彩 133.3×32.5cm 大本山 摩耶山天上寺蔵
松本奉山《増長天》 1976年 淡彩 33.6×33.4cm 大本山 摩耶山天上寺蔵
中島節子《トリオ》 1956年 油彩・キャンバス 161.5×130cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
中島節子《腰かけ》 1964年 油彩・キャンバス 161.8×130.5cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
中島節子《風の中の鳥》 1968年 油彩・キャンバス 162×130.5cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
小磯良平は素描の名手でした。人物画、風景画いずれにおいても見ごたえがあります。今回は奥入瀬(青森県)や小豆島(香川県)に取材した風景作品を特集展示します。あわせて古家新、中西利雄、桝井一夫、鴨居玲など当館が収蔵するさまざまな作家の作品をお楽しみください。作品選では新収蔵品を含む小磯良平作品29点を展示します。
小磯良平《少女》 制作年不詳 水彩、パステル、鉛筆・紙 46.6×28.4cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
小磯良平《小豆島の風景》 1962年 インク・紙 50×64.7cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
小磯良平《室内のバレリーナ》 1967年 油彩・キャンバス 90.7×90.8cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
〒658-0032神戸市東灘区向洋町中5丁目7
※六甲ライナー「アイランド北口駅」下車すぐ
神戸市立小磯記念美術館
大本山 摩耶山天上寺、松本奉山水墨画会
学芸員と一緒に作品を鑑賞するツアーです。
インフォメーションスタッフが小磯良平のアトリエについて解説します。
未就学児は保護者の付き添いが必要です。
大人の付き添い入館料は160円です。
展覧会を見て、お気に入りの作品で自分だけのミニ展覧会をつくりましょう。
お気に入りの色や形を組み合わせて自分だけのランプシェードをつくりましょう。
※イベント等は、今後の事情により変更する場合があります。最新の情報は美術館のHPをご確認ください。
※一般的なお問い合わせは、「神戸市事業・イベント案内センター」でも受け付けています。
電話番号:0570-08-3330または078-333-3372