ホーム > 環境 > 環境保全 > PFOS、PFOAに関するQ&A集

PFOS、PFOAに関するQ&A集

最終更新日:2025年2月21日

ここから本文です。

2024年8月時点での科学的知見等に基づき、環境省が設置した「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」の監修の下でPFOS、PFOAに関するQ&A集やリーフレットが作成・公表されています。
詳細については下記リンク先を参照してください。

環境省ホームページ

ページ内目次

Q1:神戸市の飲み水は大丈夫なのでしょうか。
Q2:井戸水は飲んでも大丈夫ですか。
Q3:PFOS、PFOAはなぜ、製造・輸入禁止といった非常に厳格な措置が採られているのですか。
Q4:身近な環境中のPFOS、PFOAはこれから増えるのでしょうか。
Q5:永遠の化学物質と聞きました。一度身体に入ったら一生残るのでしょうか。
Q6:米国などで水道水の目標値等を厳しくする動きがあるようですが、日本の水道に係る暫定目標値の50 ng/Lでは甘すぎるのではないでしょうか。
Q7:健康影響に関する血中濃度の基準はないのですか。PFOS、PFOAの血液検査を受ければ健康影響を把握できますか。
Q8:PFOS、PFOAは消火器に含まれていると聞きました。家庭で使う消火器にも含まれ ているのでしょうか。
Q9:PFOS、PFOAを含む泡消火薬剤の代替をどのように進めているのでしょうか。
Q10:泡消火薬剤以外にも、様々な用途で使われていたと聞きましたが、生活をする中で気をつけるべきことはありますか。

Q1:神戸市の飲み水は大丈夫なのでしょうか。

神戸市の水道水のPFOS・PFOAは、国の定める目標値を大幅に下回っています。

Q2:井戸水は飲んでも大丈夫ですか。

井戸水はPFASが含まれているか否かに関わらず、水質が変動するおそれがあり、安全性が担保できません。
飲料用には水道水を利用してください。

Q3:PFOS、PFOAはなぜ、製造・輸入禁止といった非常に厳格な措置が採られているのですか。

PFOS、PFOAは、有害性のほか、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という特性があることから、環境への排出が継続された場合の将来への影響を未然に防止するために、国際条約や法律により製造や輸入が禁止されました。

Q4:身近な環境中のPFOS、PFOAはこれから増えるのでしょうか。

PFOS、PFOAはいずれも既に製造・輸入が原則禁止されており、環境省の調査によると、2009年以降、同一の測定点において水質(河川等)、底質、大気中の濃度が全体的な傾向として年々減少傾向にあります。調査は引き続き実施していきます。

Q5:永遠の化学物質と聞きました。一度身体に入ったら一生残るのでしょうか。

徐々に、体外に排泄されていきます。

Q6:米国などで水道水の目標値等を厳しくする動きがあるようですが、日本の水道に係る暫定目標値の50 ng/Lでは甘すぎるのではないでしょうか。

現在の暫定目標値(=50 ng/L)は、2020年当時における安全側に立った考え方を基に設定されたものです。引き続き、各国・各機関により更なる検討がなされており、我が国においても、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて専門家による検討を進めています。

Q7:健康影響に関する血中濃度の基準はないのですか。PFOS、PFOAの血液検査を受ければ健康影響を把握できますか。

現時点での知見では、どの程度の血中濃度でどのような健康影響が個人に生じるかについては明らかとなっていません。このため、血中濃度に関する基準を定めることも、血液検査の結果のみをもって健康影響を把握することも困難なのが現状です。

Q8:PFOS、PFOAは消火器に含まれていると聞きました。家庭で使う消火器にも含まれ ているのでしょうか。

通常家庭で使われている住宅用消火器にはPFOS、PFOAを含有しているものはありません。

Q9:PFOS、PFOAを含む泡消火薬剤の代替をどのように進めているのでしょうか。

関係省庁ではPFOS等を含まない泡消火薬剤への代替の促進を図っております。

Q10:泡消火薬剤以外にも、様々な用途で使われていたと聞きましたが、生活をする中で気をつけるべきことはありますか。

身の回りの製品について、特段心配するようなことはありません。PFOS、PFOAは既に製造・輸入等が禁止されており、PFOS、PFOAを使用した製品が新たに流通することは想定されません。
 

お問い合わせ先

環境局環境保全課