最終更新日:2025年4月7日
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見つけたらご連絡ください
クビアカツヤカミキリによる被害を防止するためには、何よりも早期発見・早期防除が重要です。市内でクビアカツヤカミキリに似た昆虫やフラス(幼虫の糞と木くずの混合物)を発見された場合は、神戸市環境局自然環境課にご連絡ください。
※可能な場合は、写真を撮影・提供してください。
【連絡先】神戸市環境局自然環境課 E-mail:biodiversity@city.kobe.lg.jp
クビアカツヤカミキリは、中国、モンゴル、朝鮮半島、ベトナムなど東~東南アジアが原産の外来昆虫です。名前のとおり首(胸部)が赤色、他は光沢のある黒色の体が特徴です。成虫の活動期は5月末から8月で、繁殖力が非常に高く、1匹のメスが樹皮に最大で1000個の卵を産むと言われています。
サクラ・ウメ・モモ・スモモ等の主にバラ科の木を好み、幼虫はこれらの樹木の内部を食害しながら成長し、この時に、木くずとフンが混ざったもの(フラス)を大量に排出します。
食害が進むと樹木が枯死してしまうため、ウメ・モモなどの果樹園での農業被害、公園や桜並木への被害が懸念されています。
これまで、神戸市内の他、近隣府県では大阪府や徳島県などで本種の生息が確認されています。
クビアカツヤカミキリの成虫
フラス(褐色のかりんとう状で比較的硬い)
(兵庫県提供写真を一部編集)
ホームページや広報誌で、広く市民にその目撃情報の提供を呼びかけ、生息状況の把握に努めています。
また、スマートフォンアプリ「Biome」を活用した市民参加型の生物調査も実施しました(2024年6月1日~8月31日)。
情報提供があれば速やかに現地調査を実施し、クビアカツヤカミキリの疑いのあるフラスが確認された場合は、DNA検査により確認しています。
クビアカツヤアミキリの生息が確認された場合は、サクラ等が植えられている場所の管理者・地権者の協力のもと、専門家の指導により、適切な対策を実施します。
対策の具体例:
ネット巻き(明石市内)
農薬の樹幹注入(写真提供:兵庫県)