2024年11月23日(土曜・祝日)に、神戸市立なぎさ小学校にて、保護者・児童生徒向けICT教育イベント「KOBE×GIGAフェス」が開催されました。当日は大人子供合わせて約160名の来場があり、活気あふれるイベントとなりました。本イベントでは、情報モラルワークショップや授業支援ソフト体験会、小学校の理科や外国語の授業体験会、アームロボットやドローン等のプログラミング体験会が行われました。当日の様子をいくつか紹介します。
授業支援ソフト「SKYMENU Cloud」体験会
神戸市の学習用パソコンに導入されている、授業支援ソフト「SKYMENU Cloud」の利用体験が、Sky株式会社により行われました。参加者の皆様には、GIGAスクール構想について知っていただくとともに、学習用パソコンを操作して他の人と考えを共有したり、ファイルを共同で編集したりする機能を体験していただきました。
授業体験会「小学校理科」「小学校外国語」
神戸市の子供たちが、授業の中で実際に学習用パソコンをどのように活用しているかを体験しました。
理科
理科の授業では理科室で実験を行いました。まず、実験結果の予想を立て、その予想を学習用パソコンで全員と共有します。実際に実験を行った後は、実験結果も全員と共有します。ノートを突き合わせる必要はなく、周囲の結果をパソコン上で、一目で確認することができます。最後は、結果を確認しながら周りの人々と話し合い考察を深めていました。
外国語
外国語の授業では自己紹介を行いました。まずは、自分が自己紹介で話したいテーマをパソコンに打ち込んでいきます。その画面を全員と共有することで、自分が思いつかなかったテーマのアイデアを発見することができました。また、授業はALT(外国語指導助手)の先生との協働授業の形で行われました。モデルとなる会話をネイティブの先生から学ぶことができます。現在、神戸市ではALT(外国語指導助手)を全校に配置しており、全校で協働授業を実施しています。
マイコンボードプログラミング体験
神戸市立渚中学校の教員と生徒が、プログラミング体験コーナーを開設しました。中学校ではプログラミングの授業が行われており、授業でマイコンボードプログラミングを学習した生徒たちがアドバイザーを務めました。マイコンボードでは、例えばセンサーで人を感知した場合に音を出すといった指示をプログラミングで出すことができます。プログラミングで設定を変更することで、音の高さを変えたり、音の内容を変えたりもできるそうです。参加した子供たちや保護者の皆様は、中学生に助言をもらいながら、学習用パソコンでプログラミングにチャレンジしました。
アームロボットプログラミング体験
神戸市立神戸工科高等学校の教員と生徒が、アームロボット操作のプログラミング体験を行いました。このブースで使用したアームロボットは、神戸工科高等学校の生徒たちが自分たちで作成したものです。プログラミングでアームロボットのアームを操作し、物を移動させます。参加した子供たちや保護者の皆様は、高校生に教えてもらいながらプログラミングで操作し、用意された課題の解決にチャレンジしました。
【参加者(保護者)の声】アンケートより一部抜粋
- とても親切、丁寧に対応いただきました。子供にとってとても貴重な体験をさせていただきました。気軽に参加できる点が良かったです。ありがとうございました。
- 思っていた以上にPCでできることがあると分かって楽しかった。
- 子どもの頃から自分の意見を公開するということが慣れてくるので社会人になっても自分の意見をプレゼンする能力として役立つと思いました。
- 令和の小学校教育のIT化が想像以上に進んでいて驚きました。とても勉強になりました。近い将来、IT教育を小学校から受けた世代と一緒に働くのが楽しみです。
- またこのようなイベントがありましたら参加させていただきたいです。とてもいい経験になりました。ありがとうございました。