都賀川の鮎
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平成元年(1989年)から夏の恒例行事として、都賀川を守ろう会が地元の園児や児童を招き、鮎の稚魚を放流しています。都賀川を守ろう会の長年の清掃活動が功を奏して、川の水質はよくなり、平成11年度(1999年度)より実施している生態調査では、毎年秋に鮎の産卵が確認されています。最近では、2500匹を超える鮎の遡上が確認されました。都市化が進んだ地域の河川で、鮎の産卵が確認されるのは大変珍しいことです。(
もっと灘百選)
灘の蛍
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大土神社辺りの六甲川には、6月頃になるとホタルが見られます。これは、かつて鶴甲小学校の児童がホタルの幼虫を育て、放流したものが棲みついたものだそうです。そのほか、区内では青谷川上流など、六甲山のふもとに野生の蛍が生息しています。蛍はきれいな水、幼虫の餌となるカワニナの数、川の流れの速さや土の成分、陽当たりなど、さまざまな良い条件の下でしか繁殖しないと言われており、蛍を守るためには自然・環境をみんなで守りつづけていく必要があります。(
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