全国的に有名な六甲山・摩耶山があるのが灘区の何よりの自慢です。ホテルや文化施設も充実し近代的リゾート地として注目を集める六甲連山はまさに神戸を代表する観光のメッカ。自然を生かした環境のもと、隠れた観光スポットもあり、何度となく訪れても飽きない魅力があります。また、全国に誇る灘五郷を抱えているのも灘区ならでは。
NTT六甲天文通信館
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宇宙と通信をテーマとした博物館。5,000倍の大型望遠鏡があり、太陽の黒点や土星の輪をはじめ太陽系の惑星など多くの星が観察できます。さらに、直径50cmの反射望遠鏡ではるかな星団や星雲のウォッチングも可能で、宇宙への夢とロマンに心がおどります。また、電気通信の歴史展示や「マルチネット・イン六甲」など体験コーナーもあります。(
名誉百選)
王子動物園
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昭和3年(1928年)開設の諏訪山動物園が前身。昭和25年(1950年)に開催された日本貿易産業博覧会(通称神戸博)の跡地・王子公園に、諏訪山動物園の動物を移して王子動物園を開園しました。現在、約200種・1,000点の動物がいる日本有数の動物園。国内最長寿ゾウの諏訪子のほか、平成12年(2000年)7月に来園した2頭のジャイアントパンダが人気。園内は桜の名所で、シーズンには夜間ライトアップされた桜の通り抜けも楽しめます。
観光茶園
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摩耶山へ至る青谷道を少し登った道の左手に、市内でも珍しい茶園があります。毎年、小学生が八十八夜のころ茶摘み体験をします。「神戸でお茶?」とびっくりする人も多いですが、もともと神戸はお茶のすぐれた産地で、居留地の現大丸神戸店のところに茶工場があり、神戸を代表する輸出品にお茶があった時代がありました。茶園の周辺は、春は桜や山藤の花、秋は紅葉が美しい場所です。
掬星台(きくせいだい)
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摩耶山上にあり、手で星が掬(すく)えるほどの美しい夜景を眺望できることからその名が付けられたと言われています。昼は市街地や港を一望でき、夜にはそれこそ地上に星をまき散らしたような夜景が満喫できます。掬星台へは摩耶ケーブル・ロープウェーやバスで手軽に行くことができます。
記念碑台
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六甲山上の回遊路と裏六甲ドライブウェーとの分岐点にあたり、広場、休憩所、記念碑や六甲山自然保護センターがあり、高台で眺望も良いことから絶好の休憩ポイントになっています。六甲山開発の父・イギリス人貿易商A・H・グルームの功績をたたえる記念碑は明治45年(1912年)に建てられた「六甲開祖之碑」に代わり「グルームの胸像」になりましたが、毎年7月には「グルーム祭」が行われ、多くの人で賑わっています。
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