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押部谷地域は西区の北東部に位置し、三木市に隣接しています。県道22号線を挟み農村地域あり、集合住宅や一戸建てありと広範囲で地域性も多様です。高齢者が多い地域ですが公共交通機関の便数が年々減少しており、移動や防コミ訓練への参加に課題が多く、また若年層とのコミュニケーションに苦慮している現状です。その中でも、西消防団押部谷支団・西消防署押部谷出張所と密に連携し防コミ活動を継続しています。
毎月1回の定例会、地域を4か所に分割したブロック訓練メインで活動しています。秋には地域総合防災訓練を開催して日頃の成果を発揮しています。訓練内容は、煙体験・ふっQ水栓組立訓練・小型ポンプ放水訓練・簡易担架搬送訓練・車いす搬送訓練・防災グッズや非常食展示など多種多様で、今年度もAR体験・消防音楽隊演奏などマンネリ化しないよう努めています。
市民救命士講習会を別途企画しているほか、毎年、西区総合防災訓練には防災リーダーが参加して災害時の対応力強化に力を入れており、これらの取り組みが老若男女に定着しつつあります。
ふれまちの委員長と防災防犯部会長の二人が、防災士と救急インストラクターの資格を有し、地域の福祉施設や保育施設では、市民救命士講習会の開催・避難訓練・防災グッズや非常食の展示説明等を行っています。さらに青色防犯パトロールで地域の防犯・防災パトロールを月2回、夏休み・冬休みは毎週、これを13年間実施しています。神戸西警察署とも連携して毎月青パト会議を開催しています。
防災と防犯を一体と考え、地域をファミリーと捉えた目線で安心安全な街づくりを目指しています。自助・共助の自覚を促し、老若男女がお互いに支えられていることを実感できるように、さらに絆を深めていきたいと思います。近くは東南海大地震に備えて防災意識の向上に尽力し、災害が起きたときは地域全体が一体となって行動を起こさなくてはなりません。そのためにも防災福祉コミュニティに関心を持って頂き、一人ひとりが防災知識を身に付けて、地域を守れる組織づくりに尽力してまいります。
押部谷ふれあいのまちづくり協議会 防災防犯部会長 谷川健司