ホーム > 健康・医療 > 感染症・予防接種 > 予防接種 > 大人が受けられる予防接種 > 高齢者・重症化リスクの高い方のコロナワクチン定期接種
最終更新日:2025年4月7日
ページID:41489
ここから本文です。
2025年度の事業終了のお知らせ
接種日時点で神戸市民で、以下のいずれかに該当する方
2024年10月1日から2025年1月31日まで
※上記期間に行った接種のみが対象です。
※接種期間の開始直後は一時的に予約が取りにくくなることもありますので、一定期間を置いて予約してください。
1回
3,000円
ただし、以下のいずれかに該当する方は無料
※無料となる対象の方は、「無料となる場合の証明書類」を医療機関の窓口で提示してください。
※「無料となる場合の証明書類」を紛失した方は、証明書類の発行を申し込んでください。
※接種可能な日時は医療機関で異なります。必ず、事前に医療機関に直接確認してください。
※集団接種会場は開設しません。
※神戸市外で接種する場合は、接種前に別途手続きが必要です。手続き方法は、「神戸市外で接種を受ける場合の手続き」をご確認ください。なお、事前の手続きを行わずに神戸市外で接種した場合は、接種料金の補助はありませんので、あらかじめご了承ください。
新型コロナワクチンについては、人や動物における国内外で実施された研究などにより、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の入院や死亡等の重症化等を予防する重症化予防効果が認められたと報告されています。
2024年度の定期予防接種で使用するワクチンは以下の5種類です。
(PDF:481KB)
これまで国において使用されていたワクチン(不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン)はウイルスの一部のタンパク質を人体に投与し、それに対して免疫が出来る仕組みでした。
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる遺伝情報の一部を注射します。人の身体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。
新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだワクチンです。このワクチンを接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAをもとに、細胞内でスパイクタンパク質が産生され、そのスパイクタンパク質に対する中和抗体産生や細胞性免疫応答が誘導されることで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。
レプリコンワクチンはmRNAワクチンの一つですが、接種されたmRNAが細胞内で一時的に複製されるように設計されていることから、既存のmRNAワクチンに比べてウイルスのタンパク質が作られる時間が長いという特徴があります。このため、既存のmRNAワクチンよりも強く免疫が誘導され、抗体の持続期間が長いことが確認されています。
A.レプリコンワクチン接種後の細胞内におけるmRNAの増幅は一時的なものであり、無限にウイルスのタンパク質が作られることはありません。また、現在、色々な国で、新型コロナワクチンのレプリコンワクチンを含め、様々な疾患を対象としたレプリコンワクチンの開発が進められていますが、これまでに、レプリコンワクチンを受けた方から他の方にワクチンの成分が伝播するという科学的知見はありません。
薬事承認にあたっては、動物試験や臨床試験の結果に基づいて安全性が審査され、既存のmRNAワクチンと比較し、安全性に大きな差異がないことが確認されています。さらに、薬事承認で得られた有効性・安全性の知見を踏まえて審議会(厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)で評価し、定期接種において使用できることとされました。
(参考資料)
PMDAの審査報告書(MeijSeikaファルマ社のオミクロン株対応1価ワクチン(JN.1))
PMDAの審査報告書(MeijiSeikaファルマ社の従来株対応ワクチン)
令和6年度の定期接種で使用するワクチンと実施期間について(第58回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料P17~P21、P29~30)
新型コロナウイルス感染症に対する組換えタンパクワクチンは、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化した製剤で、免疫の活性化を促進するためのアジュバントが添加されています。本ワクチンの接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。また、組換えタンパクワクチンは不活化ワクチンの一種であり、日本においても、B型肝炎ウイルスワクチンなど、他のワクチンでの使用実績があります。
主な副反応として、注射部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復します。また、稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー症状)が発生したことが報告されています。
mRNAワクチンでは、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されており、思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。日本におけるこれまでの報告状況を踏まえ、心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定されます。こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。
各ワクチンについては、以下の副反応が見られることがあります。
医師の治療を受けた場合の費用は、原則、自己負担です。重い副反応の場合、予防接種健康被害救済制度の対象になることもあります。副反応や予防接種健康被害救済制度について、詳しくは、「健康被害救済制度」をご確認ください。
予防接種等を受けた方がそれが原因によると疑われる症状を呈していると医療機関等が知ったときに、予防接種法に基づいて報告するものです。
この報告で、予防接種後に生じる種々の身体的反応や副反応疑いについて情報を収集することができ、ワクチンの安全性の評価・管理や、医療従事者・国民への情報提供に役立てられています。
詳しくは厚生労働省ホームページ(予防接種法に基づく医師等の報告のお願い)をご覧ください。
この報告は因果関係の有無を問わず、予防接種後に起きた症状について報告するためのものです。
そのため、予防接種との因果関係が示されたり、健康被害救済制度に直結するものではありません。
また、症状の程度については報告者の判断に基づいて報告されます。同様の症状の方でも報告者によって症状の程度が異なる場合があります。
総数 | 210件 |
1.症状の程度が重くないもの | 149件 |
2.症状の程度が重いもの | 60件 |
(1)死亡 | 7件 |
(2)障害 | 9件 |
(3)死亡につながる恐れ | 3件 |
(4)障害につながる恐れ | 11件 |
(5)入院 | 19件 |
(6)その他 | 11件 |
3.記載なし | 1件 |
予防接種を受けたことで、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起きた場合に、医療費や障害年金等の給付が受けられるものです。
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害が起こることがあります。健康被害は極めて稀ではあるもののなくすことができないことから、救済制度が設けられています。(健康被害救済制度の詳細)
医療費 ・医療手当 |
障害年金 ・障害児養育 |
死亡一時金 | 葬祭料 | |
受理件数 | 159件 | 11件 | 22件 | 24件 |
認定された件数 | 92件 | 0件 | 11件 | 11件 |
「副反応疑い報告」は因果関係の有無を問わず医師等から提出される報告であり、「健康被害救済制度」は予防接種により健康被害が生じたと考える患者(遺族)自らが申請するもので、申請後、国の審査により認定されます。
このため「副反応疑い報告」と「健康被害救済制度」全く別のものであり、各数値についても相関があるわけではありません。
兵庫県新型コロナワクチン副反応相談窓口は2025年3月31日(月曜)17時をもって終了します。
受付時間 | 平日9時00分から17時00分まで(13時から14時を除く) |
---|---|
電話番号 | 078-362-9227 |
FAX | 078-362-3933 |