神戸市と1961年7月2日に姉妹都市提携を結んだフランス共和国のマルセイユ市を紹介します。
マルセイユは、首都パリに次ぐ人口規模を誇るフランス南部の港湾都市です。地中海に面した風光明媚な港町ですが、紀元前600年に頃に港が開かれて以来、ローマ帝国の支配や様々な民族による侵入など、地中海の良港をめぐる激しい覇権争いの舞台となってきました。現在でも特に北アフリカ地域との結びつきも強く、国際色豊かな都市として繁栄しています。
- 人口:約87万人(神戸市:約150万人)
- 面積:240.62km2(神戸市:約550km2)
- その他
フランス第2の都市
フランス南部に位置し、地中海に面した美しい港街
マルセイユの有名なもの
マルセイユは、旧港やノートルダム・ド・ラ・ガルド大聖堂など、多文化が融合した街並みや市場が魅力です。港町ということもあり、シーフードが豊富で、また、ブイヤベース発祥の地としても知られています。
名所・景勝地

ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院

旧港(Le Vieux Port)

マルセイユ大聖堂

カランク国立公園

ヨーロッパ・地中文明博物館

シャトー・ディフ(イフ城)
名物

ブイヤベース
- ブイヤベースは、魚介類を材料として、ニンニク、タマネギ、トマト、オリーブ油、サフランなどで味と香りを出して煮たスープです。マルセイユ市が公式に定めた「ブイヤベース憲章」というものがあり、伝統的なブイヤベースの材料や作り方、サービスの仕方まで決められているそうです。

マルセイユ石鹸
- マルセイユ石鹸は、天然素材100%の原料だけで作られた、肌に優しく洗浄力も優れた高品質な石鹸です。プロヴァンス地方の良質な天然オリーブ油とパーム油、 地中海の海水とマルセイユ塩、アルカリ性海藻の灰であるバリラが使われ、職人の手によって作られています。刻印されている「72%」という数字は、純粋な植物油脂成分が72%以上であるという証となっています。
マルセイユ市ホームページ
マルセイユ市のホームページ(外部リンク(フランス語))
1960年、当時のマルセイユ市長が神戸を訪れ、神戸市長と会見した際、神戸とマルセイユが共にそれぞれの国において古くから開けた有数の港であることから、提携して親善を深め、通商を盛んにしたいとの申し出がありました。その後、両市の市議会の賛成も得られたことから、1961年、マルセイユ市で開催された提携式において提携文を交換し、姉妹都市となりました。
姉妹都市提携日
1961年7月2日(マルセイユにて提携文を交換)
2024年
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- 3 月、マルセイユ市において、兵庫県と神戸市が連携し、「兵庫・神戸セミナー」を開催し、神戸欧州ビジネスオフィス所長より神戸市の魅力についてプレゼンテーションを行いました。
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2022年
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- 3月、阪神淡路大震災当時にマルセイユ市で世界的音楽家のバール・フィリップスが行った、神戸の芸術家を支援する活動「アクトコウベ」を振り返るイベント「アクトコウベ トークセッション」を開催しました。C.A.P(芸術家団体)はじめアクトコウベの神戸側メンバーが登壇し、バール氏や在京都フランス総領事はオンラインにて出演しました。
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2021年(提携60周年)
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- 姉妹都市提携60周年を記念し、神戸市、マルセイユ市が互いのまちを紹介するオンライン写真展を開催しました。
- 10月、マルセイユ市ボレリー公園にて開催された秋祭りにて、インターナショナルクラブマルセイユ支部が神戸市をPRするブースを出展したほか、11月の支部主催イベントでも同様に神戸の写真を展示するなど神戸のPRを実施しました。
- 10月にオープンした「ユニクロ」マルセイユ店で、来店者への神戸のガイドブックの配布、店内での神戸の写真の展示など、姉妹都市提携60周年をPRしました。
- 11月、姉妹都市提携60周年事業として、マルセイユ市が市内の小学校を対象に「日本庭園を造ろうコンクール」を実施し、最優秀デザインの庭園がロンシャン公園内に完成し、お披露目されました。
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2019年
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- 12月、マルセイユ市ジャン・ロアッタ副市長、モニク・コルディエ副市長らが来神し、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KITO)や神戸港を視察しました。
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