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最終更新日:2025年1月22日
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天津市は中国北東部に位置し、都市圏人口1,500万人以上(神戸市人口の約10倍)、面積は神戸市の20倍以上(約11,900km²)にもなる大都市です。中国にある4つの直轄市(他に北京市、上海市、重慶市)のうちのひとつで、中国北部最大の港湾都市として重要な地位を占めています。首都北京からも近く、高速鉄道で約30分です。
中国北方の最大の港であり、古くから華北地区の工業の中心として繁栄し、大規模なコンテナターミナルや工業地帯が形成されています。
また、天津港は神戸港と友好港提携も締結しています。
隋の時代に大運河が開通し、南運河と北運河の交差地点となる交通の要衝であったことがきっかけとして街が発展してきました。天津という地名は、明の時代に永楽帝が北京から河を渡河して南下した後、即位したことで「天子の渡った津」と呼ばれたことが由来とされています。
近代に入ると、天津は、日本を含む欧米列強が相次いで租界を設置し、中国で最も租界の数が多い都市となりました。天津には今でも当時の租界時代の建物を見ることができます。
1949年に中華人民共和国が成立すると天津は直轄市に指定され、中華人民共和国の工業及び貿易の拠点、また重要な港湾都市として発展し、現在に至っています。
天津と言えば、天津飯や天津甘栗を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、天津飯は天津にはありません。天津飯は、日本発祥の中華風料理なのです。天津甘栗も日本では有名ですが、昔、中国産の栗は天津港から出荷されていたため、天津甘栗と呼ばれるようになったと言われており、天津で栗が取れていた訳ではなさそうです。
天津の名物は、たくさんありますが、なかでも肉まんや麻花などが有名です。
1858年に創業された100年以上の歴史を持つ包子(肉まん)のブランド。「狗子」と呼ばれていた創設者の高貴友が、包子作り・売りに精を出し、それ以外の事に一切構わなかった(不理)ことに由来する説が一般的。
「百度」より
小麦粉をこねて、ねじねじとねじって油で揚げて作るお菓子。きつね色に揚がった、香ばしくさくさくした食感と甘い味が特徴。
1972年の日中国交回復と時同じくして、日中友好青少年水泳訪中団長として訪中していた当時の宮崎市長が、周恩来首相と会見し、中国の都市との提携希望を述べました。その際、周恩来首相自らも天津で学生生活を過ごされたことや、港湾都市という両市の共通点が多いことなどもあって、天津市を勧められました。
このように、周恩来首相の仲立ちもあって、1973年6月、京阪神三市長友好訪中団のメンバーとして、宮崎市長が訪中し、天津市人民礼堂において天津市各界の代表約1,900名が参加し、盛大な提携式典が執り行われ、神戸市と天津市は、友好都市提携を結びました。
周恩来首相と宮崎辰雄市長
両市の交流を更に深めるため、1985年5月、天津市に海外連絡事務所を設置しました。神戸市が設置した「神戸・天津経済貿易連絡事務所」は、日本の自治体が中国で設置した初めての事務所です。
神戸・天津経済貿易連絡事務所HP |
これまでの両市の交流については、神戸・天津経済貿易連絡事務所の該当ページをご覧下さい。
神戸・天津経済貿易連絡事務所 友好都市交流のあゆみ |
天津の森記念碑
依留亭
百龍嬉水
連翼亭
平和の珠
天津の石